堂々と、わたしのままで。

魔女と名乗っていた以前のブログを、僅か18記事で閉鎖、仕切り直しをすることにした。

 

 

ほんとうは、仕切り直しをするのに閉鎖までする必要はなく、タイトルだけ変更すればいいだけだったのだが、あれこれしているうちに、勢いで退会処理を行ってしまった。

 

 

退会したら、以前のブログ記事は消えてしまったので、実はこちらのブログに、前の記事の一部をこっそり再利用するつもりだったから、その点だけは残念でならない。あとで気が向いたら、また同じ内容を、さも今考えましたという顔で書き直そうと思う。

 

 

仕切り直しをしようと思った理由は、ほんとうにもう肩書きはいらないな、と思ったからだ。

 

 

前のブログで魔女と名乗ったのは、肩書きなんて今の自分には必要ないから、できるだけふざけた職業を名乗ろうと目論んでのことだったが、もうそれすら煩わしくなった。

 

 

名乗ってみてわかったのは、魔女、というふざけた肩書きひとつ取っても(真面目に魔女を名乗っている方は申し訳ない。魔女という名前自体を貶めているのではありません。わたしの動機がふざけていただけです)そこに何かしらのカテゴライズが生まれるものだな、ということだった。

 

 

魔女という言葉、それ自体に何らかのイメージが発生し、気付けばわたし自身が、そのイメージに合わせ、枠組みに囚われるようになっていた。その状態は、わたしにとって不自由だと感じたので、もう名乗ること自体をやめることにした。

 

 

今はブログタイトルにもある通り、もうただの生き物ということでいいです。

 

 

そして、ここまで書いていて、ほんとうにわたしというやつは面倒臭い女だな、と感じている。こんな内容、人によっては......いや、ほとんどの人にとっては、どうでもいいことに違いないと思う。

しかし、わたしにとってはどうでもよくないことなのだから、仕方ない。

 

 

自分が面倒な人間であるということだけには自信がある。

正直、文章を書けば書くほど、自分がいかに面倒な人間であるかを、思い知らされる。

 

 

実は、ほんとうのところは、ブログを閉鎖して仕切り直しをした理由のもう一つは、この面倒臭いわたしの人格を、少しは隠すことができないか、と狡っ辛いことを考えたからだ。

 

 

前のブログには、自分のたいそう面倒臭い部分を、かなり大っぴらに晒していた自覚があるので、正直自分でもそこに嫌気が差してしまい、もう少しライトな人格で、改めてもう一度、やり直すことが出来ないかと考えたのだった。

 

 

しかしながら、最初の一記事目にして、その希望は粉砕された。

結局、わたしが書く以上は、どうやったって、わたしの人格丸出しの文章になるに決まっているのだ。

 

 

改めて、その事実を突きつけられた以上は、もはやこのまま書き続けることを覚悟する。よって、このブログを読んで下さる方も、書き手はこんな人間であることを覚悟し、受け入れた上で、自己責任で読んで欲しい。

 

 

しかし閉鎖してしまった直後にわかったことだが、あんな面倒臭い(と、本人的には感じている)ブログでも、楽しみに読んでいて下さった方はいたのだ、ということだ。

 

 

その方には、突然申し訳ないことをしてしまったと思うし、寂しいとも思う。せめて、タイトル以外の仕様はほとんど変えないままにしているので、もしご縁があったらまた見つけ出して、お読みいただきたいと願う。

 

 

結局、どんなわたしでも、それを好きだと言ってくれる人はいるんだよなあ。

 

 

取り繕うことには意味がないし、取り繕うことは不可能だと思い知ったので、もう無駄な足掻きはやめます。

 

 

わたしは、わたしでいることしかできない。

だから堂々と、わたしのままでいる。

 

 

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